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お酢とタルタルソースが好きです

あの上司僕がキレ散らかしたらどんな顔するだろう

岡村靖幸の「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」文字変えてタイトルにしやすい説。



今回は温厚の代名詞と言われている僕が唐突に思ったこと。


飲食店で働いてるんですが、なんで上司(先輩)って忙しくなったらすぐキレるのかなと。


もちろん全ての上司がキレてるわけではないし、忙しい中で動きが遅い人がいたり、僕も日常生活でキレることもあるので、そりゃあ理由は多々あると思うから反論したいわけではないんですが



キレるメリットってなんなんですかね?



僕は容量が悪い方なので、研修の時は先輩に怒られた経験が多々ありまして。

仕事ってそういうもんなんだろうなって、ずっと思いながら働いてました。


何年かして後輩ができた時に、猛烈なピークに襲われ皆が我を忘れている中


「忙しすぎるやろ!!ヒャッハー!!」


みたいに吹っ切れてる姿を後輩が僕に見せてきたんです。

そいつが長嶋です。


同じ状況で今まで先輩が

「そこどいて!」

「早く運んで!」

「レジ早く行って!」

ってなってたのに、同じ環境で笑ってる後輩を見て、僕はキレない先輩になろうと思い立ったわけです。

それ見て「なんか分からんけど頑張ろう」って気持ちになったんで。


最近見たCMで

人は楽しいから笑うんじゃない、笑うから楽しいんだ

ってフレーズが引っかかってて


聞く人が聞いたら宗教チックというか、自己啓発に近いものと捉えられそうだけど、実際それを体験してる身からするとなるほどなど思ってしまう。



キレたところでピークは収まらないわけで


それならピークが収まるまで吹っ切れてた方が皆で頑張って乗り切れるってのが理に適ってるはず


だからどれだけ追い込まれても、絶対他人にはキレない。


上から「あいつイエスマンやから使いやすい」

下から「あいつ怒らんからチョロい」

ってのも何人かいてるのも薄々気付いてますけどね。



って思いながら何年か経った今、追い込まれたら自分にキレるようになってしまって、結局後輩から「あいつピークになったらヤバい」って囁かれてる話を最近聞かされました。


キレちゃダメ。



孤独のグルメ出来ない問題

どうも、個人経営の食堂大好き芸人です


唐突ですが皆さま「こ食」ってご存知ですか?


なんで「こ」が平仮名やねんって思った方もいると思いますが、この「こ」にはいろんな漢字を当てることができます。

そういえば「個人経営の食堂」も略したら「個食」ですね。関係ないし紛らわしいので冒頭の事は忘れてください。


僕は三大こ食(個食、固食、孤食)で教わったのですが、念のため調べて見たら、なんかいつの間にか8つくらいにメンバーが増えてるらしいです。EXILE tribeかよ。

そこまで増やしたらもう当て付けというか、問題にしたくてヤケになってる感出てきてる気が。

詳しく知りたい人はググってみてください。



で、今回は孤食の話。

まぁ一人で飯って出来事としては普通っちゃ普通なんですが、僕の場合一人でご飯食べた場合の事象が普通以下で、大半不快な思いをしてるんです。


例えば、近所に最近出来た居酒屋が刺身とか串揚げとか一品とか幅広く揃えてて、こういう居酒屋が近所に無かったので最高だなと思って行った時の話。

近場の居酒屋が、焼き鳥屋とか串カツ屋とか海鮮主力屋とかばっかなので、それらをひっくるめて一件で楽しめる。

言わばリーグをひっくるめた一年に一回のオールスター戦が、連夜続いてる状態。最高かよ。


わりと空いてたので行けると思い、入るやいなや、バイトしたばかり風の女の子が「おひとりさまですか?」といった後、オロオロし始めたんです。

人間国宝円広志がフラッと入った店でも、ここまでオロってる人は見た事ないのにってくらい。

何にうろたえてるのかと思ってたら、後ろの店長に、



「お一人様らしいんですけど、お通ししていいですか?」




あかんの?



よく、お一人様ですか?って聞くな、見れば分かるやろって怒ってる人の話聞くんですけど、それを優に通り越して、拒否しようとしてる。

そんなんで怒ってたら、あなた達この現象をどう乗り越えるの?



店長も、いいけど、、、?って疑問形になってるし、なんでそいつは独自の判断で入店拒否の思考に至ったのか本当に謎。


お好きなお席にどうぞって言われたんですが、四人がけのテーブルが3×3に広げられてて、2列目の両端に、お一人様ではないゆえ速やかに通されたであろうお二人様が座ってる状態。あとは空席。

どう考えてもその2組の間の席はお好きなお席にはエントリーされないわけで、そこを避けて別の列の席に座ったんですよね。

出鼻挫かれても冷静な判断能力を発揮して。


そしたらさっきの女が、こちらの席でも良いですか?って指した席が


2組の間の席



お好きなお席にどうぞってどういう意味が込められてたのか

グループの間に一人を収めるってどういう判断なのか



流石に少しパニックになってしまって、気付いたら言われた席に着いてしまってて。

席に着いた途端、隣のヒッピー風夫婦のおっさんに


「にいちゃん、そっちのテーブル行きや」


って言われながら、指さしてる方見るとさっき自分が座ってたテーブル




大パニック




丁寧に事情を説明して納得させてる自分が、今思えば情けないけど、その時もう何が起きてるのか冷静な判断ができていなかった。


過去ここまで一人に厳しい居酒屋があっただろうか。

自分に客としての問題があったとしてもこんなおもてなしは初めて受けたし、テーブルの七輪のガス全然付かないし、日本酒の燗スレスレでお酒止まってるから、升の意味も分からんし。会計では伝票間違えて三万って言われるし。

体重44kgが一人で三万円分も飲み食いしてるところ見た事あるんかお前は。



終始ガキ使のマジギレツアー状態。



この前も思いがけずその店に行く機会があり、行ってみたらテーブルの串入れがパンパンで刺すところない状態でした。

今思えばアレもマジギレポイントやったんかな。


付いてない人って、こういうことがあると大体引きずって、行く店行く店でこういう思いするんです。

次の日はラーメン屋で、二口目でつけ麺の汁を全部ひっくり返しました


人に成れたか

成人の皆様、おめでとうございます


成人の日になると、毎年得も言えぬ気分になります。

成人の日を既に終えた一般人は大半が、あの時楽しかった、行けばよかった、なんとも思わない、の三パターンに区分されるそうですが、どれでもない、得も言えぬモヤモヤ。


基本的に通過儀礼や風習は大事にする節があり、年越しそば食べておこうとか、正月に御節は作れないけどせめてなますだけは食べようとか、節分には恵方巻きは食べようとか、文化は年々淘汰されていっているし、元を辿ればなんの根拠もない言い伝えなのは知ってるけど、せめて日本人に生まれたんだから文化には浸って楽しんでおこうと。


でもそれをやってないからと言って、否定したり叩いたりすることはなく。

成人式に関しても、別に出席しなくてもいいと思うし、市長や代表の言葉を絶対聞く必要もないし、他人に迷惑がかからないならハメ外してバカやっても良いと思ってて。


で、自分は五年前、成人式に出席したんですが、いかんせん地元に友達がいない。

中高は大阪の私立に行ってたので、その友達は現地にはいないし、悩んで悩んで6年越しに、小学校の友達に連絡をする術を思いついたわけです。

当時私立に行った友達もちらほらいたので、記憶を辿って、僕をバチボコにイジメていたものの、卒業してからはお互いそれなりの仲になった、U君に連絡をしてみることに。


割とスマートに連絡がついたものの、彼から発せられた言葉は、Kと約束してるからそれでも良いかとのこと。


ぉぉー、、、いいよいいよー、、、


Kくんは小学校時代本当に微妙な距離感で、話したり遊んだりは少しあったけど、卒業してからは一切会っていない。なんなら思い出そうにも顔に靄がかかっている。

しかしそれを拒むと、当時単独行動が出来なかった僕は一人で成人式に行くルートが確定してしまう、それだけは避けたい。

元は同じ釜の飯( 林間学校のカレーとか )を食った人間だしいいじゃないかと自分を言い聞かし、ぼんやり承諾。


成人式当日、着慣れないスーツを着て待ち合わせ場所に行くと、二人は変わってるけど変わってないような、というか、Kくんに関しては「あー、なんかそんな顔やったね」みたいな。

揃ったので、では行きますか

と出発するも、道中会話が無い。


え?成人式、思ってた感じと違う。


とどのつまり、三人とも会っていない空白の6年間があるので、話すことが小学校の話か現状の話しかない。会うも地獄。


しかしながら三人は頑張っていたと今なら分かるんです。

徐々に氷が溶けるが如く、時間をかけて話は少しだけ弾んでいってたから。

結局、式が終わるまで三人は離れずに行動し、小学校の友達と再会したり、それぞれの個人の友達と会ったりと時間は過ぎ。

なんやかんやで式が終わった頃、これからどこに行こうか考えていた瞬間、一人が


「じゃー、帰りますか」



うそやろ


成人式って夜までが成人式じゃないの?


飯とか飲みとか行かないか勇気を振り絞り聞いてみると、中高の方で予定があるという一人と、そもそも成人式にそんなこだわりがなくて、親に行けと言われたから来た、もう帰りたいという一人。



あーね。


中高の友達は僕には数えるくらいしかいないし(というか中高のそういうのは声かかってないし)、でも成人式は楽しみたい。


完全に自分の立場が見えていなかったというか、温度差が異常だったわけです。


結局三人の、距離とか思い出とか現状とかが詰まったアイスキューブは溶けきらず、あの日から五年、今も連絡は一切なし。


でも別に行かなかったらよかったとか、そういうのは無くて、あの時一緒にいてくれた事に二人には感謝しているし、この出来事をきっかけに、当時一人行動が苦手だった自分が一人ラブホ程度は行けるくらいぶっ壊れたし、会場では当時少し好きだった女の子が子供連れてるのも見れたし、収まりとしては良いこともあったわけで。


今なら一人ででも、周りがどうなってるのか知らずに生きるなら、せめてどうなってるか観察しておこうとか、無い経験よりは有る経験精神で行ってる気はします。



でも結局大事なのって、大人になろうと自覚できているか、成人式迎えたら大人の仲間入りって勘違いしてるバカになってないかってとこで、別に成人式行かなくても大人になってる奴はいてるし、成人式行っても考えが幼稚なままのやつもいてるし。

そういう自分も未だに大人になれていないんですけどね。


だから「大人になれ」とは言える立場ではないけど、色んなきっかけを積んで自分自身を作っていくことで、人間は大人になるんじゃないかなとおもいます。これだけ積んだら大人!っていう目安も見えないんだけどね。


大人になる途中の皆様も、おめでとうございます。



-成人の日は、1948年に「1月15日は、おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日」と法律で定められました。(日本文化いろは辞典引用)